【コーダあいのうた】オーディションで歌った曲名と意味

第94回アカデミー賞で作品賞に輝いた映画「コーダあいのうた」。主人公ルビーの美しい歌声に、思わず涙してしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

歌声もさることながら、音楽のチョイスも絶妙でしたよね!
製作陣によると、選曲にはかなりこだわったとのこと。

そこで当記事では、映画「コーダあいのうた」で歌われている曲や曲の意味などについて解説しいきます。

聞こえない人の物語だからこそ「音」にこだわった

映画「コーダあいのうた」は耳が聞こえない人たちを描いた物語ですが、その中で音楽がとても重要な役割を果たしています

例えば、セリフが全て手話で行われるシーン。静けさの中で手話が引き立つように、極力音楽を入れないように配慮されています。登場人物の感情を音楽で引き出すのではなく、あくまで音楽はサポートするためのもの。なんと序盤のシーンでは、一切音楽が流れていません。

その後、少しずつ音楽と物語が深く絡み合ってきます。だからこそ、選曲にはかなりこだわったとのこと。

「心から本物だと感じられ、型を破るアーティストの曲を見つけることが大切だった。ルビーの旅路の大半は、自分の声を見つけることにまつわるからね」と、音楽プロデューサーのニック・バクスター氏は語っています。

オーディションでルビーが歌った曲は?

ルビーがバークリー大学のオーディションで歌っていた曲。手話とともに歌うルビーの姿に感動した方も多いのではないでしょうか。

Audition at Berklee / CODA (2021) + Official Trailer | Beautiful Scene Clips | Youtube

ルビーがオーディションで歌っていた曲は、カナダ人歌手/シンガーソングライターとして有名なジョニ・ミッチェルの名曲「青春の光と影(Both Sides, Now)」です。

ジョニ・ミッチェル作詞作曲の本曲は、1967年に発売されたジュディ・コリンズのアルバムに収録されて以来、数多くのミュージシャンにカバーされています。

ちなみに本曲「青春の光と影」は、クリスマスを題材にした人気映画「ラブ・アクチュアリー」や、映画「スティーブ・ジョブズ」のワンシーンでも流れていますよ。

【青春の光と影】歌詞はどんな意味?

原題「Both Sides, Now」を直訳すると、「今、2つの立場から」となります。

物事には必ず表と裏、光と影など両面があって、見る角度を変えれば見方も変わってくるよね、という内容の歌です。

こちらは歌詞の一部↓↓↓

I’ve looked at love from both sides now
From give and take and still somehow
It’s love’s illusions that I recall
I really don’t know love
I really don’t know life at all

Both Sides, Now | LYRICFIND

「見方を変えて今、愛を見れば、
与えたり奪ったり、でもなんだか
その愛は思い出にある幻なの
本当は愛のことなんか知らない、全然知らないのよ」

「愛」のほかに、「雲」と「人生」についても同じように歌われています。結局は、そのこと(愛・雲・人生)について自分は何も知らないのよね、という括りです。

コーダとして家族をサポートすることに苦痛や葛藤を感じた日々も、今振り返ってみれば愛する家族と過ごしたかけがえのない時間だった…というルビーの気持ちが込められた選曲と言えますね。

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主演エミリア・ジョーンズは本当に歌ってる?

はい!主人公ルビー役を演じたエミリア・ジョーンズは、本当に歌ってます!

ちなみに、エミリア・ジョーンズは英ロンドン生まれの女優さんで、「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」「ワン・デイ 23年のラブストーリー」「海賊じいちゃんの贈りもの」など、子役の頃から女優として活躍している実力派。

本作の主演に抜擢されるまでは、本格的に歌を習ったことがなかったというのには驚きですよね。透きとおるような歌声がとっても印象的でした。

「青春の光と影」を歌った本人ジョニ・ミッチェルも、本作でのエミリア・ジョーンズのパフォーマンスをTwitterで絶賛しています↓↓↓

エンディング曲に込められたメッセージ

大学進学のため、ルビーが家族と別れを告げて旅立つラストのシーンとエンドロールで流れている曲は、本作オリジナル曲「Beyond the Shore」です。ヘッダー監督が自ら作詞を手がけました。

家族や子供時代を後にすることは寂しいですが、同時に、これからはじまる新しい未来にワクワクするものです。へダー監督は「エンディングでありながらも新しい始まり」であることを本曲で表現したかったのだそうです。

「ルビーの物語をもう少しだけ(エンドロールで)語ることができたら、とても印象的になると思ったの。映画が終わったのにまだ完結していないような感覚、ルビーがその後どうなったのだろうかという好奇心、もっと彼女の物語の続きを知りたいと感じられるでしょ。」

こんなヘダー監督の想いがたくさん込められた曲が「Beyond the Shore」なんです。

「おそらくルビーは3時に起きる癖がぬけずに早起きしてるんだろうな」など、ルビーの新しい生活をあれこれと想像しながら作詞に取り組んだそうですよ。

おわりに

見事、アカデミー賞作品賞に輝いた映画「コーダあいのうた」で流れている曲や、選曲にまつわる秘話などについてご紹介しました。

ご興味のある方は、サウンドトラックもぜひ聞いてみてくださいね!

最後まで読んでくださりありがとうございます。

こちらのサイトを参考にさせていただきました。
映画『Codaコーダあいのうた』公式サイト|GAGA
『コーダ あいのうた』エミリア・ジョーンズにインタビュー。アドリブができるまでになった手話は「今も勉強を続けています」|GINZA