映画【クワイエット・プレイス】ネタバレあらすじ・感想・見どころ

2018年に全米No.1大ヒットを記録した映画「クワイエット・プレイス」。「音を立てたら超即死」というキャッチコピーが日本でも話題になりました。延期されていた待望の2作目も6月18日に公開が決定し、できればそれまでに1作目をチェックしたいところ。

当記事では、映画「クワイエット・プレイス」1作目の

  • 作品情報
  • あらすじ(ネタバレなし)
  • ネタバレあらすじ結末
  • 作品の見どころ・感想

これらについてご紹介します。

なお当記事には、映画「クワイエット・プレイス」のネタバレ内容が含まれます。作品をまだご覧になっていない方はご注意ください。

映画【クワイエット・プレイス】作品情報

【原題】A Quiet Place
【公開年】2018年(日本)
【監督】ジョン・クラシンスキー
【出演】エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュプ ほか
【制作国】
アメリカ
【上映時間】
90分
【配信元】
パラマウント映画(アメリカ)東和ピクチャーズ(日本)

 

 低予算にもかかわらず、全米の累計興行収入が「グレイテスト・ショーマン」「ファンタスティック・ビースストと黒い魔法使いの誕生」をも超えた大ヒットホラー作品。静寂が生みだす新感覚のホラー体験に、映画館で思わず「ポップコーンを食べる手がとまってしまう」と話題になりました。

監督は「ザ・オフィス」のジム役でおなじみの俳優ジョン・クラシンスキー。監督としては本作が2作目。本作の製作にあたり、映画「ドント・ブリーズ」や「ジョーズ」などを参考にしたとのこと。

主演は「プラダを着た悪魔」「メリー・ポピンズ(2019年)」のエミリー・ブラント。彼女の夫でもあるジョン・クラシンスキー監督が夫役として出演し、初の夫婦共演を果たしました。

本作は多くの映画批評家から大絶賛されており、映画批評集積サイトのRatten Tomatoesでは、批評家支持率が95%と高得点を獲得しています。

「知的で冷酷な生物が独創的で恐ろしく、作品の恐怖を巧妙に引きたたせている」
「並外れた作品。演技も素晴らしいが、『静寂』が1番のポイントである」
「現代のホラー映画の中でもこれほどセリフが少ないのは珍しい。それが映画に深みを与え、典型的なホラー映画に逆らった演出である」

などのレビューが見受けられました。

映画【クワイエット・プレイス】登場人物

映画『クワイエット・プレイス』本予告
  • イヴリン・アボット(エミリー・ブラント)
    リー・アボットの妻であり4人の子供の母。気丈な性格で、子供や夫へ愛情を注ぐ。
  • リー・アボット(ジョン・クラシンスキー)
    アボット家の家長でエンジニア。家族をなんとしてでも守ろうと必死。
  • リーガン(ミリセント・シモンズ)
    アボット家の長女でマーカスの姉。耳が不自由。末っ子のボーの死が自分のせいであると思っている。家族の中で孤立していると感じている。
  • マーカス(ノア・ジュープ)
    アボット家の長男でリーガンの弟。臆病なところがある。

映画【クワイエット・プレイス】あらすじ(ネタバレなし)

舞台は2020年。宇宙から来訪した怪物により人類の大半が死滅した世界。

盲目で極めて優れた聴覚を持つ怪物から身を隠し、アボット家族は人里離れた一軒家に暮らしています。音を立てないよう砂をまいた道を裸足で歩き、意思疎通は手話を使う日々。ある日、末っ子ボーが誤って音を立ててしまい怪物に殺されてしまいます。

それから1年後。臨月に入った母親が家族の留守中に産気づきます。出産のために準備していた場所へ移動しようとしますが、途中で音を立ててしまいます。このことがきっかけで、家族は怪物と立ち向かうことになります。

以下、映画「クワイエット・プレイス」のネタバレ内容が含まれます。作品をまだご覧になっていない方はご注意ください。

映画【クワイエット・プレイス】ネタバレあらすじ結末

音を聞きつけた怪物が家の中に侵入します。緊急ランプで母イヴリンが危険であると知った父リーとマーカス。怪物の気をひくためマーカスが花火を上げ、リーは家へと向かいます。リーガンはマーカスと合流。

リーは、出産したばかりのイヴリンと赤ちゃんを準備していた地下に移し、子供たちを助けに外へ出ます。

外では、怪物が車の中に逃げ込んだ子供たちを襲おうとしています。子供たちを守るため大声を上げたリーは怪物に殺されてしまいます。

家に無事たどり着いた子供たち。しかし家の中にはまだ怪物の姿が。そこでリーガンは、自分の補聴器から出る高温のノイズが怪物の弱点であることに気づきます。補聴器のノイズをマイクの大音量で流し、弱った怪物を母イヴリンが射殺。

銃声を聞いた残りの怪物たちが家に集まってくるのがモニターに映し出されます。エヴリンとリーガンは覚悟を決めた様子で見つめ合い、武器を手にするのでした。

【見どころ・感想】恐怖感を助長する要素とは?

「新感覚の恐怖体験」という表現がピッタリの本作。完全にサイレントではなく、オンとオフを使い分けた演出が作品にメリハリと深みを与えています。

映画を「観る」というよりは「体験」に近い感覚。

映画の早い段階でストーリーの中に引き込まれ、気がつけば登場人物のように極力音を立てずに息をのんでいる自分に気づきます。映画を観ながら食べようと思っていたお菓子の袋を開けるのも躊躇するほど(笑)。

映画「クワイエット・プレイス」の恐怖を極限に引き出しているのは、作品の中で描かれている「家族のストーリー」です。

愛する家族を失うことへの恐怖、「自分の子供を守れないのでは?」という不安に共感する時、映画「クワイエット・プレイス」の恐怖を私たちは最大限に体験することができます。

作品は、家族の末っ子が殺される衝撃のシーンからはじまります。その1年後、家族は彼の死を乗りこえたように見えますが、実はそれぞれが彼の死により心に傷を負っている様子がうかがえます。

弟の死が自分のせいであると信じ込み、両親から愛されていないと感じている長女リーガンと、彼女の気持ちにしっかりと向き合えない父親。恐怖でいっぱいの長男マーカス。臨月に入り、静かに赤ちゃんを迎える準備をする母親。

それぞれが悩みを抱えながらも、静かに粛々と日々を過ごす家族の描写はとても自然体でリアル。オープニングから30分ほどで、観る側も家族の一員になったような気分で家族に感情移入してしまいます。自分だけでなく大切な家族もこの恐ろしい世界に住んでいるという「恐怖」を登場人物とともに体験し、彼らが無事であるよう願わずにはいられないのです。

実は、ホラー映画にはまったく興味がなく断ろうと考えていたジョン・クラシンスキー監督。本作を引き受けることにした理由は、本作が家族のストーリーだったから。

「(オリジナルの)脚本を読んだのは、ちょうど第二子が生まれて3週間後。子供のためならどんなことでもする父親についての脚本を、実際に自分の娘を抱きながら読んだんだ。絶対にこの仕事をやらなきゃと思ったんだよ」と語っています。

本作では、家族の成長と絆もしっかりと描かれています。

臆病だった長男マーカスは、出産する母を救うため勇気をふりしぼります。父はリーガンに、愛していることを伝えます。自分の弱みを強みにするすべを見つけたリーガン。夫を亡くした妻は、子供たちを守るため怪物に立ち向かう覚悟を決めます。

子供を守る両親からはじまったストーリーは、最後は子供たちも家族を守る立場へと成長するストーリーへと展開していきます。

この家族のストーリーが、本作の恐怖を助長する要素であり、ただ怖いだけのホラー映画ではない奥行きの深い作品に仕上げているのです。

まとめ

映画「クワイエット・プレイス」のネタバレあらすじ、感想、見どころなどをご紹介しました。

お菓子を食べるのも躊躇するほどのスリルを、ぜひ体験してみてくださいね。

最後まで読んでくださりありがとうございました。