「ソウルフル・ワールド」22番のその後は?歴代の師匠をまとめて紹介

映画「ソウルフル・ワールド」に登場するソウル「22番」。キュートな見た目からは想像がつかないほどネガティブで皮肉家。でもなぜか憎めない愛らしいキャラクターに、心を奪われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、22番のキャラクターを徹底解剖しながら

  • 22番のその後につい
  • 22番が苦しめた過去の師匠たち
  • 壁に貼られた師匠たちの名前

これらのことについてご紹介します!

なお、当記事にはネタバレが含まれています。映画「ソウルフル・ワールド」をご覧になっていない方は、ご注意くださいね。

【ソウルフル・ワールド】22番を徹底解剖!

人間になる前のソウル(魂)たちが暮らす「ソウルの世界」。そこで、何百年も人間になるのを拒み続けているのが「22番」です。ひょんなことから主人公ジョーは、22番の師匠になってしまいます。

「22番」ってどんなソウル?

22番の体は、丸い電球のような形をしています。足はありませんが、ダンスやランニングをしている描写があることから、好きな時に足を形成することができるようです。

声は「中年の白人女性」のように聞こえますが、自由自在に声を変えることができます。「中年の白人女性」を選ぶのは、それが1番イライラする声だからという理由らしいです。

辛口で皮肉な発言が多い22番ですが、陽気でユーモアたっぷり。ピクサー作品は、どのような設定にも必ず笑いの要素を入れてきますが、本作の笑いの中心は22番と言ってもいいでしょう。

ソウルの個性を決める場所「ソウルの世界」とは?

ソウルの世界は、生まれる前のソウルたちが、どんな性格や興味を持つかを決める場所です。無垢で何にも染まっていないソウルたちには名前がなく、番号で呼ばれています。そこを仕切っているのは、カウンセラーのジェリーたち。

ジェリーは、ソウルたちを性格を決める館に振り分けます。例えば、「興奮しやすい館」や「愛想なしの館」など。1つの性格が与えられると、ソウルたちが胸につけているバッジの枠が1つ埋まります。7つの枠が全て埋まると、バッジが地球への通行証に変わります。

22番のバッジは、あと1つだけ枠が空いたままです。

ソウルが受ける講習「ユーセミナー」とは?

新しいソウル全員が受ける講習が「ユーセミナー」。人間として経験を積んだソウルを師匠とし、新しいソウルは様々なことを学びます。師匠の大切な役目は、ソウルが「きらめき」を見つけるのを手伝うこと。きらめきを見つけることで、バッジの7つ目の枠が埋まります。

ソウルの世界には、「きらめき」を探す場所が2つ。

1つ目は「万物の殿堂」。万物の殿堂には、地上の刺激的なものが全てそろっています。そこでソウルたちは様々なことにチャレンジして、それぞれのきらめきを探します。2つ目の場所は、みんなの人生の特別な瞬間が集められている「自分の殿堂」です。

22番は、このユーセミナーに何度も参加していますが、きらめきが見つけられず人間になることを拒んでいます。22番を担当した偉大な師匠たちの数は、なんと50人以上!22番の師匠についてはこちらで解説しています。

22番に見られた変化とは?

手違いでジョーの体に入ってしまった22番。新しい経験に戸惑うものの、初めての匂いや味、人との関わりを楽しむようになります。「もしかしてこれが人生のきらめきなのかも」と気づいたのでした。

ひねくれ者キャラのわりには、地上で素直に感情を表すところがとても印象的。小さなことにも純粋に喜ぶ22番に、ジョーはもちろん観ている私たちも心を動かされます。

22番のその後は?

迷えるソウルを経て、ついにポータルから地球へと飛び込んだ22番。つないでいたジョーの手を、戸惑いながらもそっと離して地球へと消えていきます。

22番のその後は?

本作では、22番がその後どうなったのかは描写されていません。アジア大陸の方へ落ちていることから「アジアのどこかで人間として生まれたのでは?」という意見もあるようです。

本作の脚本を手がけたケンプ・パワーズ氏によると、実は22番のその後のシーンを含むエンディングを準備していたとのこと。それは、22番がジョーの音楽の生徒として登場するというもの。新入生として22番がジョーの前に現れ、ジョーは彼女が22番だということに気づきます。

「しかし(もう1つのエンディングは)本質的に満足できない何かを感じたんだ」と、USA Todayにパワーズ氏は語っています。

「観客が、登場人物がどうなったのかを知りたいのはわかります。『登場人物が正しい選択をしたのだろうか』について知りたいのです。でもジョーの場合、そのような選択肢を与えたくありませんでした。バンドで演奏したのか、教師になったのか、または両立したのか。ジョーが何をしたかに関わらず、彼は素晴らしい人生に感謝しながら生きているということを(観客に)伝えたかったのです。」

22番やジョーがその後どうなったのかわからないところに、本作が観客に伝えたかったメッセージが込められているのかもしれませんね。なにが起こったにせよ、2人が人生のきらめきに日々感謝しながら幸せに生きていく姿を、多くの人が想像したのではないでしょうか

実は、ジョーが自分の体に戻らず死んだまま、というエンディングもあったそう。そのまま残ってソウルの世界で師匠となるか、または死後の世界に行ってしまうというもの。さすがにこれは、ジョーの音楽への情熱や、彼が経験を通して学び成長したことがうまく反映できていないエンディングとして、ボツになったのだそうですよ。

参考
Spoilers! Why ‘Soul’ filmmakers decided on that powerful ending (and nixed many others)|USA Today

22番の声を演じるのは「ティナ・フェイ」

こじらせソウル22番の声を演じるのは、コメディの女王として知られるティナ・フェイ。米NBCの長寿バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」で初めて女性として筆頭ライターを務めたことでも有名です。エミー賞をはじめ数多くの賞を受賞しています。

ティナ・フェイが演じる22番は愛らしくユーモアたっぷり。彼女は、22番というキャラクターについてSCREENRANTに次のように語っています。

「22番の、反抗的で、不機嫌で、皮肉なところは恐れから来ていると思います。これは私たち多くの人に当てはまるのではないでしょうか。自分になにが起こるのかわからない不安や傷つくことへの恐れを、うわべだけの態度で隠してしまうんです。22番の冒険は、痛みや恥、苦悩を覚悟するほどの価値が人生にはある、ということを教えてくれます。本当に価値があるものなんです。」

皮肉さが笑えますが、同時に深みのあるキャラクター22番。独特のユーモアのセンスを持ったティナ・フェイが演じる22番を、ぜひ楽しんでみてくださいね。

【ソウルフル・ワールド】22番の過去の「メントー(師匠)」たち

22番と言えば、過去にたくさんの師匠たちを苦しめた経験について語るシーンが印象的。しかも、私たちが知っているような有名で偉大な人物ばかり!

ここでは、22番の歴代の師匠たちを見ていきましょう。

22番が苦しめた「師匠」たち

22番がこれまで苦しめた数々の師匠のうち、作品中で言及されている人物ががこちら。

  1. エイブラハム・リンカーン … アメリカ合衆国16代目の大統領。
  2. マハトマ・ガンディー…インド独立運動の政治指導者
  3. マザー・テレサ…カトリック教会修道女、貧しい人々を救済しノーベル平和賞を受賞
  4. マリー・アントワネット…フランス国ルイ16世の王妃、フランス革命にて処刑
  5. ニコラウス・コペルニクス…天文学者地動説を唱えた
  6. モハメド・アリ…元プロボクサー、元世界ヘビー級チャンピオン
  7. カール・グスタフ・ユング…精神科医・心理学者、ユング心理学の創始者
  8. ジョージ・オーウェル…イギリスの作家・ジャーナリスト

壁に貼られたメントー(師匠)の名前まとめ

上記以外にも、22番の師匠を務めた偉人はなんと40人以上。本作のワンシーンでは、22番のこれまでの師匠のネームタグが壁に貼られているカットがあります。認識できる師匠の名前を以下にまとめてみました。

  1. フィンセント・ファン・ゴッホ
  2. ネリー・ブライ
  3. レオナルド・ダ・ヴィンチ
  4. マービン・ゲイ
  5. ジョー・グラント
  6. ベーブ・ルース
  7. ジョー・ランフト
  8. ジャック・カービー
  9. ハーヴェイ・ミルク
  10. スティーブン・ホーキング
  11. ハーマン・J・マンキーウィッツ
  12. ネルソン・マンデラ
  13. ヨハネス・グーテンベルク
  14. エカチェリーナ2世
  15. ジャンヌ・ダルク
  16. トーマス・エジソン
  17. アメリア・イヤハート
  18. 孔子
  19. エレノア・ルーズベルト
  20. 蔡倫
  21. ジョニー・キャッシュ
  22. ハリエット・タブマン
  23. グレース・オマリー
  24. Marie Černá
  25. Maya Tsosie
  26. ジャン・コヴァルスキ
  27. Anna Kowalczyk
  28. Pawet Jankowski
  29. トーマス・ベイログ
  30. マリー・キュリー
  31. プリンス・ロジャー・ネルソン
  32. アレサ・フランクリン
  33. Petar Jankovic
  34. アルバート・アインシュタイン
  35. マリア・イスキエルド
  36. ジリ・スヴォボダ
  37. アルキメデス
  38. マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
  39. パブロ・ピカソ
  40. ウィリアム・テイラー
  41. ジョン・ウィルソン
  42. Emine Demir
  43. メアリー・ジョンソン
  44. マイク・オズボーン 

参考
50 Mentor Names We Could Read on That Wall in ‘Soul’|OBSERVER
Soul: Every Famous Mentor Explained|SCREENRANT

まとめ

映画「ソウルフル・ワールド」に登場する、キュートなキャラクター「22番」についてご紹介しました。

22番のその後について、皆さんはどのように想像しますか?教え子としてジョーと再会したのでしょうか。「人生のきらめき」を感じながら喜びに満ちた人生を送ったのでしょうか。描写されていないからこそ、想像がふくらみます。

2回目を視聴される際は、ぜひ22番の師匠たちやその後について想いを馳せてみてくださいね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。