色褪せない名作として根強い人気を誇る映画「プラダを着た悪魔」。超パワハラ上司ミランダに振り回されるアンドレアの成長ストーリーが男女を問わず多くのファンを魅了します。
当記事では映画「プラダを着た悪魔」の、
- 実在する登場人物
- 作品情報・あらすじ（ネタバレなし）
- 注目のポイント
などについてご紹介します。
contents
【プラダを着た悪魔】実話に基づく？
映画「プラダを着た悪魔」は、アメリカ人作家ワイズ・バーガーのベストセラー小説「プラダを着た悪魔」を原作としたフィクション映画です。
フィクション作品であるものの、著者ワイズ・バーガーがファッション雑誌「ヴォーグ」で編集長のアシスタントをしていた実体験がもとになっていると言われており、同誌のカリスマ編集長アナ・ウィンターが作品の中で登場する編集長ミランダ（メリル・ストリープ）のモデルであると話題になりました。となると、主人公アンディ（アン・ハサウェイ）は、著者自身がモデルということになりますね。
どちらにしても、「プラダを着た悪魔」は、ファション界やマンハッタンで働くエリートたちが風刺的に描かれた作品として知られています。
ちなみに、「ヴォーグ」のカリスマ編集長アナ・ウィンターさんはこんな↓方です。この動画では、想像してたより優しそう…？
【プラダを着た悪魔】作品情報
【公開年】2006年
【監督】デヴィッド・フランケル
【出演】メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、スタンリー・トゥッチ、サイモン・ベイカー、エミリー・ブラント、エイドリアン・グレニアー ほか
【制作国】アメリカ合衆国
【上映時間】110分
【配信元】20世紀フォックス
「恋に仕事にがんばるあなたの物語」をキャッチコピーに、2006年に公開された映画「プラダを着た悪魔」。
衣装を手がけたのは、「セックス・アンド・ザ・シティ」でおなじみのパトリシア・フィールド。最近では、Netflix配信のドラマ「エミリー、パリへ行く」の衣装を担当したことでも話題となりました。
メガフォンをとったのは、「マーリー世界一おバカな犬が教えてくれたこと（2008）」「素晴らしきかな、人生（2016）」のデヴィッド・フランケル監督。「フォレスト・ガンプ/一期一会」のプロデューサー、ウェンディ・フィネルマンが製作を務めています。
作品の中で最も強烈なキャラクター、ミランダ役を演じるのはベテラン女優メリル・ストリープ。パワハラを通りすぎて「悪魔」でしかないキャラがインパクト最強！ミランダからいじめられる新米アシスタント役に、「プリティ・プリンセス」シリーズのアン・ハサウェイがキャスティングしています。
【プラダを着た悪魔】登場人物・キャスト
- ミランダ・プリーストリー（メリル・ストリープ）…ファッション誌「ランウェイ」編集長。
- アンドレア・サックス（アン・ハサウェイ）…主人公。ミランダの新人アシスタント。
- エミリー・チャールストン（エミリー・ブラント）…ミランダのシニア・アシスタント。
- ナイジェル（スタンリー・トゥッチ）…同誌のファッションライター。
- ネイト（エイドリアン・グレニアー）…アンドレアの恋人。料理人。
- クリスチャン・トンプソン（サイモン・ベイカー）…著名作家。
- リリー（トレイシー・トムズ）…アンドレアの親友。
- ダグ（リッチ・ソマー）…アンドレアとネイトの親友。
【プラダを着た悪魔】あらすじ（ネタバレなし）
舞台はニューヨーク。オシャレには全く興味のないアンドレアは、ジャーナリストになるための足がかりとして、一流ファッション雑誌「ランウェイ」のカリスマ編集長ミランダのアシスタントとして働くことになります。「何百万人も女性が憧れる仕事」のはずでしたが、横暴で無理難題を言いつけるミランダはまさに「悪魔」。過酷な業務にひたすら耐えるアンドレアでしたが、次第にファッションや自分の仕事に楽しみを見出すようになります。
【感想・見どころ】観れば観るほど好きになる名作！
映画「プラダを着た悪魔」の魅力の1つは、なんと言ってもメリル・ストリープ演じるミランダ・プリーストリーの凄まじいキャラクター。
静かにサラリと「なぜ私のコーヒーがないの？彼女死んだの？」なんて言ってしまうミランダは、オーソドックスに怒鳴り散らすパワハラ上司の何倍も恐ろしい！しかも、実力派女優メリル・ストリープの演技がここでもキラリ。口を尖らせて眉を少し上げる表情だけで創り出す威圧感は、セリフなんてらないくらいインパクトあり。
まさに「悪魔」という言葉がぴったりのミランダのキャラクターがあるからこそ、主人公アンドレアの成長ストーリーが際立って心に響きます。
冴えない女子が何かをきっかけに美しくメイクオーバーする展開はありふれているし、仕事でのサクセスストーリーなんかも掃いて捨てるほど…。
レイチェル・マクアダムス主演の「恋とニュースのつくり方」とか。（実は「プラダを着た悪魔」は当初アン・ハサウェイではなくレイチェル・マクアダムスにアンドレア役をオファーしていたとのこと）
ジェニファー・ガーナー主演の「13ラブ30サーティン・ラブ・サーティ」も。
ドラマですが、「アグリー・ベティ」にいたってはプロットも展開もほんとそっくり！
本作は、ミランダ・プリーストリーというキャラがあるからこそ、忍耐強く耐えて、さらには美しくオシャレになってしまう主人公アンドレアがキラキラ輝いて見えるんです。そして、「自分だってやったるわぃ！」（どんな方言笑？）と、世界中の働く女子（もちろん男子も！）みんなを元気にしてくる作品として根強い人気を誇っているのだと思います。
しかも、ファッション・キャリア・恋愛・人間関係など、視点をかえると観るたびに新しい発見に出会えます。ちなみに、シニアアシスタント・エミリー役のエミリー・ブラントの夫ジョン・クラシンスキーは「プラダを着た悪魔」が大好きで、今までに72回も観たと自慢しているんですよ。（真相はいかに…笑）
72回とまではいきませんが、観れば観るほど好きになる！と胸を張って言えるほどタイムレスな名作として、みなさんにおすすめしたい作品です。
現在（2021年6月4日）、映画「プラダを着た悪魔」は動画配信サービスHuluとU-NEXTにてご視聴いただけます。（配信情報は2021年6月現在のものです。配信状況により無料ではない場合があります。)
まとめ
映画「プラダを着た悪魔」のあらすじや見どころなどについてご紹介しました。
何度観ても色褪せず、多くの人を惹きつける魅力たっぷりの名作。まだ観てない方はぜひ1度はご覧になったみてくださいね。観たことがある方は、ジョン・クラシンスキーの「72回視聴記録」を破ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
