「アベンジャーズ見たことないけど、映画『ブラック・ウィドウ』が見たい…」という方必見!
映画「ブラック・ウィドウ」を観る前に、できれば知っておきたことについて、マーベル映画シリーズごとに簡潔にご紹介いたします。
なお、当記事には「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ/エンドゲーム」のネタバレ内容が含まれています。作品をご覧になっていない方や結末を知りたくない方はご注意ください。
【ブラック・ウィドウ】とは?
「ブラック・ウィドウ」とは、マーベル・コミックに登場するキャラクターで、本名はナターシャ・ロマノフ。元ロシアの工作員。若い女の子たちを集めてスパイに育てるロシアの組織「レッド・ルーム」で訓練を受けました。
スーパーヒーローを管理する「S.I.E.L.D.」の助けにより、レッドルームから亡命したブラック・ウィドウは、S.I.E.L.D.のメンバーになります。エージェントとして数々のミッションを成功させたのち、最強ヒーローが集結する「アベンジャーズ」に加わりました。
ちなみに、「ブラック・ウィドウ」は猛毒を持つ「クロゴケグモ」のこと。後尾し終わったあと、メスがオスを捕まえて食べることでも知られています。(だから「ウィドウ(未亡人)」なんですね)
小柄なのに優れた暗殺者であったナターシャを、この毒グモにちなんで「ブラック・ウイドウ」とレッドルームが名づけました。
【ブラック・ウィドウ】が登場するアベンジャーズ作品
ブラック・ウィドウが登場するマーベル・シネマティック・ユニバースの作品はこちら。
- 「アイアンマン2」(2010)
- 「アベンジャーズ」(2012)
- 「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014)
- 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(2015)
- 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016)
- 「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018)
- 「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019)
- 「ブラック・ウィドウ」(2021)
①「アイアンマン2」から⑦「アベンジャーズ/エンドゲーム」までは、ストーリーが時系列に進んでいきます。最新作「ブラック・ウィドウ」は、時系列でいうと上記の⑤と⑥の間です。
【ブラック・ウィドウ】について知っておきたいこと@つ
それではいよいよ、映画「ブラック・ウィドウ」を観る前におさえておきたいポイントを、作品ごとに解説していきます!
アイアンマン2(2010)
ブラック・ウィドウが初めて登場したのは「アイアンマン2」。ただし本作ではブラック・ウィドウという名は使われていません。
S.H.I.L.D.のニック・フューリーの指示で、アイアンマンであるトニーを見張るため、彼の会社の法務部に潜入。ナタリー・ラッシュマンと名乗り、彼の秘書となります。
その後、自分の正体を明かしたブラック・ウィドウは、敵のいる研究所に乗り込みます。こちら↑の動画にあるこのポーズ(0:44あたり)に注目。映画「ブラック・ウィドウ」の中で話題に上がりますので、要チェックです!
アベンジャーズ(2012)
映画「アベンジャーズ」にブラック・ウィドウとして登場し、スパイとして鍛えられた最強ぶりを発揮。地球滅亡の危機を救うため、アベンジャーズのメンバーとして戦います。
アベンジャーズのメンバーのほとんどは特殊な力を有していますが、ブラック・ウィドウは生身の人間です。(ただしめちゃくちゃ強い!)
さらに本作では、ロキ(映画「マイティ・ソー」のキャラクターの1人)との会話から、ブラック・ウィドウについて次のことが明らかになります。
- 実はダークな過去を抱えている
- S.H.I.L.D.に入る前、エージェントであるホークアイに命を助けられる
- S.H.I.L.D.のエージェントとして、ホークアイとは数々のミッションに携わっている
ブラック・ウィドウとホークアイが、アベンジャーズの中でも特に仲良しである理由がわかります。
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)
キャプテン・アメリカの映画ですが、ブラック・ウィドウが主役級に活躍。彼女の無敵のかっこよさを十分に堪能できる作品となっています。味方だったはずのS.H.I.E.L.Dから、キャプテン・アメリカとともに追われる羽目になってしまう…というストーリー展開も面白い!
本作では、恋愛経験の乏しいキャプテン・アメリカをナターシャがからかうシーンがあり、これまでになかったブラック・ウィドウのお茶目な一面を見ることができます。さらには、仲間の死に涙を流したり、「この仕事に向いていないのでは?」と心の内を打ち明けたり、彼女のエモーショナルな面も描写されています。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)
本作では、ナターシャの過去の秘密が部分的ですが明らかにされます。少女時代からレッドルームで過酷な訓練を受けるナターシャの姿や、不妊手術を示唆する様子がフラッシュバックのように描写されています。
これにより、今まで冷酷なスパイと言われてきたナターシャが、実は自分の意思に反しスパイとして育てられた被害者であることがわかります。
また、ナターシャとハルクことブルースの関係にも注目。ナターシャは、ハルクと意思疎通できる希少な存在であり、ハルクをブルースに戻すことができる人物でもあります。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)
映画「ブラック・ウィドウ」の「お膳立て」となる作品。映画「ブラック・ウィドウ」の前にどれか1作品だけ観るなら、間違いなく本作をおすすめします!
本作でのポイントは、「スコヴィア協定」。映画「ブラック・ウィドウ」でもスコヴィアのことが言及されるシーンがあります。
このスコヴィア協定をめぐりアベンジャーズが分裂。協定賛成派と反対派との間で戦いが勃発します。はじめは協定を支持していたナターシャでしたが、途中で反対派のキャプテン・アメリカを支援。このことが原因で、政府から逃走する身となり、映画「ブラック・ウィドウ」へとつながります。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)
本作からは映画「ブラック・ウィドウ」の後のできごととなります。
逃走生活を送っていたナターシャが、キャプテン・アメリカ、ファルコンとともに、ワンダとビジョンを助けに登場。ヴィランであるサノスを相手にワカンダで戦いに参戦します。
ナターシャの髪の毛がブロンドであるのと、彼女がクインジェットを操縦しているのも、映画「ブラック・ウィドウ」から上手にシフトされています。
さらには、本作でナターシャが着用していた黒いベスト↑。これは、映画「ブラック・ウィドウ」で妹エレーナからもらったものですので、ぜひチェックしてみてくださいね!
アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)
人類半分がいなくなり、崩壊してしまったアベンジャーズを再び団結させるため奮闘するナターシャ。エンディングでは、人類を救うカギとなるソウル・ストーンを手に入れるため、親友のホークアイに代わり自分の命を犠牲にします。
時系列的にいうと、映画「ブラック・ウィドウ」後のできごとを描いた本作。しかし、ナターシャの最期を知ることで、「ブラック・ウィドウ」エンディングでのナターシャの言葉により深みが増すような気がします。
まとめ
映画「ブラック・ウィドウ」を観る前に知っておきたいことについてご紹介しました。アベンジャーズは見ていないけど「ブラック・ウィドウ」が観たい!という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もし、アベンジャーズシリーズをはじめから観てみようかな…と思った方は、↓こちらの記事を参考にしていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。