Netflixで配信されたドラマ『クイーンズ・ギャンビット』が今話題に!「2020年で最高の作品」「映画並みのクオリティ」など、あらゆる映画レビューサイトで高評価を得ています。
そこで今回は、ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』をまだ観ていない方のために、作品の魅力についてご紹介します。
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ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』ってどんな映画?
ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』は、Netflixで2020年10月20日にミニシリーズとして配信されたドラマです。
原作は、アメリカ人作家ウォルター・テヴィスによる1983年発表の小説『The Queen’s Gambit』。実話ではありませんが、チェスプレーヤーであった著者自身の経験がもととなっている箇所もあるとのことです。
基本情報
ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』の基本情報は以下のとおりです。
配信元:Netflix
話数:7
ジャンル:ドラマ
監督:スコット・フランク
キャスト:アニャ・テイラー=ジョイ、ビル・キャンプ、モーゼス・イングラム、マリエル・ヘラー、トーマス・プロディ=サングスター、ハリー・メリング
制作総指揮:スコット・フランク、アラン・スコット、ウィリアム・ホーバーグ
あらすじ【ネタバレなし】
母を亡くし、児童養護施設に預けられたベス・ハーモン。用務員のおじさんからチェスを学ぶことに。人並みはずれたチェスの才能を開花させたベスは、チェスの世界チャンピオンを目指します。薬物依存症やアルコール依存症に苦しみながらも、ロシアの強敵ボルゴフに勝つため奮闘する彼女を描いた作品。
登場人物・キャスト
ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』の主要登場人物とキャストは以下のとおりです。個性的で実力派が勢ぞろい、といった感じです。
▪️ベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)
主人公エリザベス・ハーモンを演じるのは、米フロリダ出身の女優アニャ・テーラー=ジョイ。アルゼンチン・イギリスで育ち、アメリカに移住後はモデルとしてキャリアをスタート。出演作品は、ホラー映画『ウィッチ』、M・ナイト・シャマラン監督の『スプリット』など。どれも怖い系の作品であることから、「絶叫クイーン」と呼ばれていたとか。
▪️アルマ(マリエル・ヘラー)
ベスを養子に迎える養母アルマ役にマリエル・ヘラー。実は監督として有名。監督作品は『ある女流作家の罪と罰』など。
▪️ハリー(ハリー・メリング)
初めて出場したチェスの大会で対戦した強豪プレーヤーのハリー。のちにベスの友達になります。演じるハリー・メリングは、『ハリー・ポッター』シリーズのダドリー(ハリー・ポッターの従兄弟)役でも有名ですね。
▪️ベニー(トーマス・ブロディ=サングスター)
ベスのライバル、ベニーを演じるのは、『メイズ・ランナー』シリーズでもお馴染みのトーマス・ブロディ=サングスター。ロングコートにカウボーイハット、口ひげ姿が、いつもと少し雰囲気の違う役柄でしたね。
▪️シャイベル氏(ビル・キャンプ)
ベスにチェスを教える用務員のシャイベル氏役としてビル・キャンプが出演。これまで数多くの作品に出演しているベテラン俳優だけあり、彼の存在感はすごいです。
Netflix『クイーンズ・ギャンビット』の魅力4つ
個人的な話ですが、話題作ということで観はじめたドラマ『クイーンズ・ギャンビット』。チェスには興味がなく、とりあえず1話だけ観てみようと思っていたのですが、結局徹夜して全7話を制覇してしまいました。本当に面白かったです!
すべての方にぜひ観ていただきたい素晴らしい作品ということで、この作品の魅力を厳選して4つまとめてみました。
【魅力①】チェスを知らなくても楽しめる
ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』は、チェスのルールを知らなくても十分楽しめる作品です。
もちろんチェスの場面が多く出てきますが、注目するのはチェスをしているベスの心の描写、ベスの対戦相手、彼女を取り巻く仲間や観衆の反応など。チェスのルールや試合の状況を把握しておかないと理解できないこともありませんでした。
チェスについて知らない方もチェスに興味がない方も、十分楽しめるおすすめのドラマとなっています。
【魅力②】アニャ・テイラー=ジョイが魅惑的
主人公ベスを演じるアニャ・テイラー=ジョイがとにかく美しくて魅惑的。しかも、演技力も言うことなしです。
盤上で起きているチェスの試合展開だけでは地味になりがちですが、チェスをするベス役アニャの表情や仕草は美しく変化に飛び、視聴者を引き付ける魅力でいっぱいです。真剣に考える姿や、勝ちを悟った時の自信に満ちた瞳など、とても印象的。
ベスを演じるアニャの目ヂカラに、男性も女性も虜になること間違いなしです。
【魅力③】他のキャストも実力派揃い
素晴らしいのは主役だけではありません。ベスを取り巻く登場人物を演じるキャストも指折りの実力俳優たち。
まずは、普段は監督が本業というマリエル・ヘラーが演じる養母アルマが、とても自然体で印象的でした。アニャとの波長もピッタリでしたね。
チェスを通してベスと友情を深める仲間たちも、脇役とはいえ存在感がありました。口髭を生やしたトーマス・ブロディー=サングスターが新鮮で、いつもとは違うキャラに体当たりで取り組んでいるのがよかったです。
個人的には、シャイベル氏役のビル・キャンプに拍手!2話までしか出演していませんでしたが、神童ベスに興奮しながらも寡黙さをキープするシャイベル氏を、器用に演じていました。
【魅力④】ストーリーがとにかく素晴らしい
「チェスのドラマなんて退屈そう」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』は、退屈とは程遠いストーリー展開に、全7話を思わず一気見してしまうほど完成度の高い作品です。
ストーリー自体はありがちで、エンディングもなんとなく予測がつきます。しかし、話の進め方やタイミングなど全てに非の打ち所がなく、視聴者の興味を掻き立てるのです。作品を観ながらいつの間にか、主人公ベスの気持ちに寄り添い、共感し、応援している自分に気づきます。オーソドックスなストーリーだからこそ、成し得たことなのかもしれません。
さらに、映像が非常に美しくスタイリッシュ。特に、ベスが見上げる天井のチェス盤と駒がファンタジックで独創的ですよ。
まとめ
Netflixで配信されたドラマ『クイーンズ・ギャンビット』についてご紹介しました。
本作品は、チェスの試合をただ綴っただけのドラマではありません。孤独や依存症に苦しみながらも、チェスを通して自分の人生を切り開いていく主人公と、彼女を取り巻く人々との人間ドラマです。
「チェスのドラマに興味がない」という方も、ぜひ1話だけでも観ていただきたい!きっと次のエピソードが気になりますよ。