【魔女がいっぱい】オクタヴィア・スペンサー年齢は?出演作品まとめ

映画「魔女がいっぱい」のおばあちゃん役を演じるオクタヴィア・スペンサー。「どこかで観たことがある!」と思った方も多いのではないでしょうか?

確かに。大きな瞳と人の心を動かす演技力は、一度観たら忘れられない存在感ですよね。

そこで今回は、

  • オクタヴィア・スペンサーのプロフィール
  • オクタヴィア・スペンサーの出演作品

などについてご紹介します!

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オクタヴィア・スペンサーのプロフィール

1970年生まれのオクタヴィア・スペンサーは現在50歳。映画「魔女がいっぱい」のおばあちゃん役としては少し若い感じがしますね。

オクタヴィアのプロフィールはこちら。

 

  • 本名:Octavia Lenora Spencer

      (オクタヴィア・レノラ・スペンサー)

  • 生年月日:1970年5月25日
  • 年齢:50歳
  • 身長:157cm
  • 出身地:アメリカ合衆国アラバマ州モンゴメリー

アメリカ合衆国のアラバマ州で生まれたオクタヴィアはなんと6人兄弟。父親は彼女が13歳の時に他界。母親はメイドとして働いていました。

オクタヴィアは失読症でしたが、高校卒業後は地元のオーバーン大学に進学して英語とジャーナリズムを学びました。

オクタヴィア・スペンサーの経歴

オクタヴィア・スペンサーが初めて映画業界の仕事に携わったのは、彼女が高校生の頃。

地元アラバマで映画「ロング・ウォーク・ホーム」(1990年公開)が撮影されていると知り、プロダクションに掛け合って制作現場でインターンとして働くことに

どうしても映画製作に携わりたかったオクタヴィアは、毎日プロダクションを訪問したり担当者に電話したり粘り強くお願いしたのだそうです。根負けしたプロダクションのコーディネーターが、インターンとして彼女を採用してくれたのだとか。

地元で制作される映画のキャスティング部門で仕事をしていたオクタヴィア。彼女が女優を目指すきっかけとなったのは、1996年に制作された映画「評決のとき」

怒って暴動を引き起こす傍観者役のオーディションを受けたオクタヴィアでしたが、彼女の外見がその役には優しすぎると監督から言われます。代わりに、サンドラ・ブロック演じるエレンの看護師役のオーディションを勧められ、見事その役を獲得。小さな役でしたが、オクタヴィアは念願の女優デビューを果たしました。

その後オクタヴィアは、監督テイト・テイラー(「ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜」の監督)の勧めでハリウッドへ進出します。

オクタヴィア・スペンサー出演のおすすめ作品10選!

オクタヴィア・スペンサーは、女優デビューを果たしてから数々の映画やドラマに出演しています。ここでは、彼女の代表作やその他おすすめの出演作品をご紹介します。

おすすめ①【ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜】

女優デビュー後、映画やドラマに出演するものの端役が多かったオクタヴィアでしたが、2011年に制作された映画「ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜」の主要キャストに抜擢。一躍注目される女優となりました。

1960年代の公民権運動を背景とした本作品は、エマ・ストーン演じるライター志望の主人公スキーターと2人の黒人メイドとの関係を描くヒューマンドラマ。以前オクタヴィアにハリウッド進出を提案したテイト・テイラーが監督・脚本を務めました。

オクタヴィアは、主人のトイレを使ったというだけで解雇されたメイドのミニー役。白人からの報復を恐れて口を閉ざしていたメイドたちでしたが、黒人の理不尽な扱いに憤慨し、黒人差別の実態についてのスキーターの取材に次第に参加していくというストーリーです。

主演の1人ヴィオラ・デイヴィスの演技もさることながら、個性的でインパクトのある見事な演技が高評価されたオクタヴィア。なんと、アカデミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、SAG賞、BFCA賞などにおいて助演女優賞を獲得しています。1年間でこれだけの賞を取るのはハリウッド史上11人目という快挙なのだそう。

これまでどんな役でも丁寧に演じてきたオクタヴィアの努力の結果とも言えますね。

おすすめ②【シェイプ・オブ・ウォーター】

「ヘルボーイ」シリーズを手がけたギレルモ・デル・トロ監督によるファンタジーラブストーリー。ベネチア国際映画祭で金獅子賞、アカデミー賞の作品賞ほか4部門を受賞しています。本作品でオクタヴィアは、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされました

舞台は1962年の冷戦下にあるアメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働くイライザは、研究所に運び込まれた謎の生物を目撃します。その生物の凛々しさや容貌に惹かれていくイライザは、次第にその生物と親密な関係となっていきます。

オクタヴィアが演じるのは、主人公イライザの友人ゼルダ役幻想的で独特のオーラを持った作品ですが、彼女がシーンに出るとパッと明るく楽しい雰囲気に。ウィットに富んだ彼女独特の喋りも印象的です。

おすすめ③【giftedギフテッド】

「(500日)のサマー」「アメイジング・スパイダーマン」のマーク・ウェブ監督が手掛けたファミリードラマ。主演は「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・エヴァンス。

叔父フランクと一緒に暮らす7歳のメアリーは、算数の授業で天才的な特別な才能(ギフテッド)を見せます。このことにより、2人の静かで幸せな生活が揺らぎ始めることに。

本作品でオクタヴィアは、フランクの近所に住む親切な女性ロバータ役を演じています。子育ての経験がないフランクをいつも気にかけ世話を焼くロバータは、まさにオクタヴィアらしさ満点。誰もが「友達になりたい」と思ってしまうような魅力的な隣人を作り上げています。

おすすめ④【ルース・エドガー】

演劇「Luce」が原作となる本作品は、人間の本質とアメリカの時事問題を鋭い視点で捉えたサスペンス/ヒューマンドラマ。養母役としてナオミ・ワッツがキャスティング。

主人公は白人の養父母と暮らす黒人の少年ルース。文武両道に秀でほかの生徒たちからも慕われる模範的な生徒ルースは、あるレポートがきっかけで女性教師ウィルソンと対立してしまいます。彼女は、ルースが危険な思想を持っていると主張し、次第にルースの養父母も懸念を抱きはじめるのでした。

女性教師ウィルソンを演じたオクタヴィア。いつもの包み込むような大らかなキャラクターとは一転、真面目一直線で激情的な役柄にチャレンジしています。オクタヴィアはインタビューで「複雑なキャラクターを演じたい。謎めいたキャラクターは、作品を観る人を一気に感情移入させる力がある」と語っています。

深みのある女優へとまた一歩成長するオクタヴィアが見える作品となっています。

おすすめ⑤【ドリーム】

1962年にアメリカ人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの偉業を影から支えた、NASA職員3人を描いたヒューマンドラマ。

天才的な数学の才能を持つキャサリンと、同僚のドロシーとメアリーの3人は、NASAのラングレー研究所でロケット打ち上げに必要な計算を行う黒人女性たち。ある日キャサリンは、有人宇宙船打ち上げに向けた研究本部の計算係に抜擢されます。しかし、黒人でしかも女性であるキャサリンは、職場で人種差別を受け苦しむことになります。

主人公キャサリンの同僚ドロシー役を演じたオクタヴィア。主演のキャサリンほど目立つことのないドロシー役が、オクタヴィアの演技でより鮮明で特別な存在として描かれています

おすすめ⑥【ダイバージェントNEO】【ダイバージェントFINAL】

映画「ダイバージェント」のシリーズ第2弾。1作品目の戦いで生き残った「異端者(ダイバージェント)」のトリスとフォーが困難に立ち向かいながら、未来を左右するほどの衝撃的な真実に行き当たります。

オクタヴィアは、平和を司る「アミティ」の代表者ジョアンナ・レイズ役を演じています。原作がヤングアダルト小説とうことで比較的若いキャストが目立つ中、オクタヴィアの穏やかで威厳のある演技が際立っていました

第3弾の「ダイバージェントFINAL」にも出演しています。

おすすめ⑦【ズートピア】

肉食動物と草食動物が共存する巨大都市「ズートピア」を舞台としたディズニー・アニメーション。憧れの警察官として「ズートピア」で奮闘するウサギの女の子ジュディの物語です。アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞しました。

オクタヴィアは、夫が行方不明となったカワウソのオッタートン夫人の声優として出演夫を心配するオッタートン夫人を感情込めて演じています。この作品を観た方でも「この声ってオクタヴィア・スペンサーだったの?」と疑ってしまうほどキャラクターにピッタリの演技力見事です。

主要なキャラクターではありませんが、観る側もオッター夫人に自然と同情してしまいますよ。

おすすめ⑧【魔女がいっぱい】

「バック・トゥー・ザ・フューチャー」シリーズを手がけたロバート・ゼメキス監督がロアルド・ダールの名作を映画化!「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイが、美しく恐ろしい大魔女を演じています。

舞台は1960年代。ある豪華ホテルに現れたファッショナブルな美女の集団。実は彼女たちは恐ろしい魔女たちだったのです。彼女たちを率いるのは、世界一恐ろしい第魔女/グランドウィッチ。子供た大嫌いな彼女には恐ろしい秘密の計画がありました。ひょんなことから魔女の計画を知ってしまった少年は魔法でネズミにされてしまいました。ネズミになった少年とおばあちゃんは、計画を阻止するため魔女に立ち向かいます。

アメリカ南部ならではの陽気で面倒見のいいおばあちゃん役をオクタヴィアが熱演。大魔女アン・ハサウェイにも負けない存在感で、実力派女優としての貫禄を感じます。

実はこんな作品にも!その他の出演作品をピックアップ

実力派女優として一躍注目される前にも、数多くの映画・ドラマに出演しているオクタヴィア。しかし「この映画観たことあるけど彼女に気づかなかった」という方も多いはず。名前さえも与えられていない役を演じることも少なくなかったようです。

ここでは、オクタヴィア・スペンサーが出演している意外な作品をいくつかピックアップしています。

  25年目のキス(1999年)  役名:シンシア
主人公ジョジーが働く新聞社の同僚
  マルコヴィッチの穴(1999年) 役名:(エレベーターの中の女性)
エレベーターのドアをこじ開けて、ジョン・キューザック演じるクレイグを7.5階で降ろしてあげます
  ビッグママ・ハウス(2000年) 役名:トゥイラ
ビッグママの近所の女性。リタとシェリーの友人
  スパイダーマン(2002年) 役名:(受付の女性)
トビー・マグワイヤ演じるピーターがレスラーとして試合に出場するシーンで、ピターの出場を断ろうとします
  キューティ・ブロンド/ハッピーMAX(2003年) 役名:(警備員)
リース・ウェザスプーン演じるエルが訪ねる化粧品会社の警備員
  S.W.A.T(2003年) 役名:(近所に住む女性)
SWATチームが青年を逮捕する現場のすぐ側に住む女性、警官に厳しく意見します
   バッドサンタ(2004年) 役名:オーパル
ピンクのウィグを着けた娼婦の役を好演しています
  コーチ・カーター(2005年) 役名:バトル夫人
バスケットボール部員ジュニア・バトルの母親
  デンジャラス・ビューティー
(2005年)
役名:オクタヴィア
本人として出演、サンドラ・ブロック演じるグレイシーの本屋サイン会に参加した女性
  アグリー・ベティ(2007年) 役名:コンスタンス・グラディ
ベティ父のソーシャルワーカーとして出演
  7つの贈り物(2008年) 役名:ケイト
心臓病を患うエミリーの看護師役として出演、端役ながらオクタヴィアの演技が評価されました

  スペル(2009年) 役名:(主人公の同僚)
アリソン・ローマン演じるクリスティンが務める銀行の同僚
  パパが遺した物語(2015年) 役名:コールマン医師
自閉症の少女ルーシーの担当医師

まとめ

映画「魔女がいっぱい」のおばあちゃんを演じるオクタヴィア・スペンサーについてご紹介しました。

小さな役でも丁寧に演じるオクタヴィア・スペンサー。主要キャストにも劣らない存在感で、多くの人を魅了しています。これからも彼女の活躍に期待が高まりますね。

「え?こんな作品にも出てたの?」と思われた作品があれば、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。