【マイ・インターン】の名言を英語で!仕事や人間関係に悩むあなたへ

アン・ハサウェイがファッションサイトのCEO、ロバート・デニーロがシニアインターンを演じる映画「マイ・インターン」。笑えるシーンもありますが、それと同時に、仕事・家庭・人間関係などに悩む人に向けた、心に響くメッセージが込められています。

当記事では、

映画「マイ・インターン」からピックアップした名言を英語と日本語で

紹介していきます♪

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【マイ・インターン】名言12選を英語と日本語で

それでは早速、映画「マイ・インターン」から名言を12選、英語と日本語でご紹介します。

【名言1】行動あるのみ!

The key is to keep moving.(成功のカギは行動し続けること)

仕事を定年退職し、奥さんにも先立たれたベン(ロバート・デニーロ)。趣味に没頭したり旅行に出かけたり、悠々自適の生活を送っています。しかし、1人ぼっちの家に帰るたびに、どこか虚しさを感じることも。

その虚しさを振りはらうには「行動あるのみ!」とベンは自分に言い聞かせます。

誰でも行き詰まることや迷うことはありますが、何かを変えたいなら、とにかく行動することが大切だと言うことがわかります。

「keep〜」で「〜し続ける」という意味。「keep moving」を直訳すると「動き続ける」ですが、ここでは「move」→「行動する」と意訳されています。

【名言2】ぽっかり開いた穴は、早めに埋めよう

I know there is a hole in my life and I need to fill it soon.
(ぽっかり開いた穴を埋めないと。早めに。)

作品のオープニングで引用されたフロイト言葉「愛と仕事が人生のすべて」。仕事も愛する妻もなくしたベンは、心にぽっかりと穴があいたような喪失感を感じていました。

しかしここでも、「穴があるなら埋めればいい。しかも早めに。」と、ベンは前向きです。

日々の生活の中で「何か足りないなー」と思った時、「早めに」その足りないものを補おうとする前向きな姿勢でいられるといいですね。

【名言3】私の中にはまだ音楽があります

Musicians don’t retire. They stop when there’s no more music in them. Well, I still have music in me.
(音楽家の引退は自分の中に音楽が消えた時。私の中にはまだ音楽があります。)

自己紹介ビデオでベンが語っていた言葉です。

この言葉について、本作の監督ナンシー・マイヤーズは次のように語っています。

私は、誰にでもその人なりの音楽があり、その音楽に対する情熱がある限り、続けられると思うの。この『マイ・インターン』を観て、声を出して笑ってほしいけれど、それと同時に、何か愛することがあるなら、それに対する情熱を失ってはいけないということ を思い出すきっかけになってくれたらうれしい。

マイ・インターン プロダクション・ノート|マイ・インターン公式サイト

いつまでも続けたいと思える情熱があるなんて素敵ですね。

【名言3】直接話すべき?それがいい

I should probably actually talk to her. Can’t imagine it would hurt.
(彼女と直接話すべきだよね。ーそれがいい。)

彼女のベッキーを怒らせてしまった同僚アダムは、「何度もメールで謝ったのに返事もない!」と嘆きます。そんな彼へ向けたベンからのアドバイス。

確かに、ラインやメールは便利ですが、大切なことは直接相手に伝える方が良いですよね。

「Can’t imagine it would hurt.」を直訳すると「痛むとは考えられない」となりますが、実際の意味は「損はないと思うよ」となります。よく使われるのが「It won’t hurt.(問題ない、損はない)」「It doesn’t hurt to 〜.(〜しても損はないよ。)」などの表現です。

【名言4】そう来ると思わなかった

Wow…I didn’t see this coming.(そう来るとは思わなかった。)

外部からCEOを迎えようと提案されたジュールズ(アン・ハサウェイ)の言葉。

仕事においても家庭においても、毎日同じとはかぎりません。予期せぬことがおこっても、うまく対処して調整できるような人になりたいですね。

「see + 名詞 + 動詞のing」で「〜だと予想していなかった」という意味です。ここでの「I didn’t see this(that または itなど) coming」はよく使われるフレーズで、予想外の展開になって「そう来るとは思わなかった!」と言いたい時に使えます

【名言5】私の経営は型破り?ここまで成功してるのに

My work habits aren’t by the book…I mean, isn’t that how we got here?(私の経営は型破り?ここまで成功してるのに)

こちらも、CEOを迎えることを告げられたときのジュールズのセリフ。

最近では、型破りな戦略で成功をおさめる会社もたくさんありますよね。時には社会の常識から外れたことでも、自分らしく生きる自分を応援してあげましょう。

「by the book」は「規則どおりに、型どおりに」という意味です。「She doesn’t like to go by the book.(彼女は型どおりにするのが好きじゃないんだ。)」のように使います。

【名言6】クラッシックは不滅だ

It’s classic. It’s unbeatable.(クラッシックは不滅だからな)

70年代のブリーフケースをまだ使っているベン。「かっこいい」と言った同僚へ、ベンが自信満々に言ったセリフ。

良質なものを長く大切に使う人ってかっこいいですよね。できれば安価なものを…と選んでしまいがちですが、毎日使うものこそ質にこだわって選びたいものです。

「classic」にはいろいろな意味がありますが、ここでは「古き良き」という意味の形容詞で使われています。ちなみに、面白いことを言った時などに「Classic!(ウケる)」のように使うこともできるんですよ。

【名言7】座り仕事は喫煙に代わる害よ

Sitting is the new smoking.(座り仕事は喫煙に代わる害よ。)

会社のマッサージ師フィオナ(レネ・ルッソ)からベンへ向けられた言葉。

仕事でずっと座りっぱなし、という方も多いのではないでしょうか。ずっと座ったままの人は、健康リスクもアップするそうです。時にはストレッチしたり歩いたり、自分の体をいたわってあげましょう!気分がよくなって、仕事もはかどりますよ。

直訳すると「座ることは新しい喫煙です」。要するに、「(長く)座ることは(かつて健康に悪いと言われていた)喫煙と同じ(くらい体に悪い)」という意味になります。

【名言8】2015年だってのに、まだ働くママを批判?

It’s 2015, are we really still critical of working moms?
(2015年よ。まだ働くママを批判するの?)

娘のクラスメイトの母から嫌みを言われたジュールズが、つぶやいた一言。

仕事にやりがいや楽しさを感じているお母さん。経済的な事情で働かなくてはならないお母さん。状況はさまざまですが、働いていてもいなくても、家族に対する愛情の大きさは変わらないのではないでしょうか?

「働く母、ワーキングマザー」のことを英語で「working mom(mother)」と表現します。日本語と同じなのでわかりやすいですね。

ちなみに、「主婦」は「housewife」、「専業」を強調したような「stay at home mom」「full time mom」などがよく使われます。「mom」を「wife」や「dad」に変えてもOKです。

【名言9】正しい行いは迷わずやれ

You’re never wrong to do the right thing.
(正しい行いは迷わずやれ)

Facebookに記入したベンの好きな言葉。「あなたの言葉?」とジュールズに聞かれて、「たぶんマーク・トウェインも言ってる」と返すところがお茶目。

これは「トム・ソーヤの冒険」の著者マーク・トウェインの言葉です。

自分が正しいと思ったことは、失敗や批判を恐れず実行してみてはいかがでしょうか。ブレない自分であり続けることは簡単ではありませんが、幸せに生きていく上で大切なことのような気がします。

直訳で「正しいことをすることは決して間違いにはならない」という意味になります。映画での日本語訳のように「正しい行いは迷わずやれ」と肯定文にすると、ストレートで意味がよりわかりやすくなりますね。

【名言10】ハンカチは貸すためにある

The best reason to carry a handkerchief is to lend it.
(女性が泣いた時のため紳士のたしなみだ)

ベンの家に居候することになった同僚が、「ハンカチってなんの役に立つの?」と聞きます。その質問へのベンの答えがこちら。

なんとも粋で紳士的。昔かたぎなベンらしいセリフです。

周囲の人が困っている時に、そっと手を差し伸べられる人になりたいですね。

「lend」は「(お金や物を)貸す」という意味です。ただし、有料で貸す場合は使いません。代わりに「rent(有料で人に)貸す」を使います。

【名言11】経験豊富な人が来ても君には及ばない

Someone may come in with more experience than you, but they’re never gonna know what you know.
(経験豊富な人が来ても、君には及ばない。)

家族のために、CEOを外部から雇うことにしたジュールズ。そんな彼女にベンが言った優しい言葉。

自分より知識の多い人や経験のある人は、探せば大勢いるかもしれません。でも、これだけは誰にも負けない!という「自分の強み」や「自分らしさ」は誰もが持っているはず。

「gonna」は「going to」の省略形です。ちなみに「wanna」は「want to」、「gonna」は「going to」となります。映画やテレビでよく使われる表現ですが、フォーマルな場ではあまり使わない方がいいでしょう。

【名言12】君が作り上げた宝物をー他の誰かに渡して欲しくない

You should feel nothing but great about what you’ve done, and I’d hate to see you let anyone take that away from you.
(君が作り上げた宝物を、他の誰かに渡してほしくない。)

こちらも、ベンからジュールズに向けられた励ましの言葉です。

ジュールズの情熱と彼女がこれまで築き上げてきたものをよく理解したベンのアドバイスは、率直で心に響いてきます。

仕事や家庭において迷うこともあるかもしれませんが、自分がこれまでしてきたことに自信とプライドを持って前進していけるといいですね。

「nothing but 〜」で、「〜だけ」という意味になります。「She talks nothing but business.(彼女は仕事のことしか話さない。)」「Lisa did nothing but cry.(リサは泣くばかりだった。)」などのように使うことができます。

まとめ

映画「マイ・インターン」からの名言を英語と日本語でご紹介しました。
日本語と英語で少しニュアンスが違うのもおもしろいですよね。

仕事がうまくいっていないと感じているとき、人間関係に悩んでいるときなど、心が疲れたときの応援メッセージとして思い出していただけると嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございます。